催涙スプレーは18歳未満には販売出来ません。
護身用に催涙スプレーを持つことが軽犯罪法違反に当たるかどうかが争われた刑事裁判の上告審で、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は26日、同法違反を認定して男性被告(28)を科料9000円とした1、2審判決を破棄、無罪を言い渡した。男性の無罪が確定する。軽犯罪法は「正当な理由なく刃物や鉄棒その他、人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」を罰すると規定している。裁判を通して、争点は催涙スプレーの携帯に「正当な理由」があったかどうかだった。男性は会社で経理を担当しており、現金などを持ち歩く必要があるため、護身用にスプレーを購入。平成19年8月26日未明、運動不足を解消しようと、スプレーをポケットに入れてサイクリングしていた際、東京・新宿中央公園付近で警察官の職務質問を受け、在宅起訴された。
催涙スプレーの販売・所持等は完全に合法ではありますが、正当な理由なく持ち歩くことは軽犯罪法にふれます。
先日の裁判では催涙スプレーの所持の正当性が認められ無罪となりましたが、犯罪に催涙スプレーが使われることが多く警察も取り締まざるを得ない状況かと思います。
正当な理由について
勘違いされているお客様がおられますが、正当な理由とは単に護身用、絡まれ防止などは正当な理由になりません。
高額の現金輸送、警備、警察に被害届を出している事件の被害者など、本当に身に危険を及ぼす範囲が正当な理由となります。
また、特に男性がストーカー対策など言っても、それが本当の話でもまず、無理でしょう。
持ち歩かずに車に積んでいても同じ事となります。
購入されるお客様は、十分ご理解の上ご購入くださいます事をお願い致します。
以上のことから自宅や店舗などに備え付ける以外、持ち歩く場合は正当な理由がある方だけにして下さい。
■催涙スプレー購入後に、万一発生した事件および、人身事故ならびに損害に関しては、
一切の責任は負えませんので御了承下さい。
■催涙スプレーの使用の誤りによる事故、損害
■天災地変などによる事故、損害
■不注意、怠慢等による事故、損害
■管理点検の不備等による事故、損害
■転売・譲渡・貸出し等による事故、損害
■その他いかなる状況下に関わらず、本商品の使用者及び相手に対して生じた直接的あるいは
間接的な事故、損害などに対する責任は一切負えませんので御了承下さい。
■催涙スプレーの性質上、悪意で使用した場合は、重大な犯罪となりますので、
法的に正当かつ必要であったと判断される状況での自己防衛以外には絶対に使用しないで下さい。
■催涙スプレーは、厳重な保管及び管理が要求されます。
■催涙スプレーは玩具でありません。幼児や年少者(18歳未満)には絶対に触れさせないで下さい。
■本製品注文後は上記内容に同意されたものとみなされます。
■催涙スプレーは護身用の製品です。自己防衛・護身以外の目的で使用しないで下さい。
自己の責任において危険なとき護身用としてのみご使用下さい。
また、正当防衛が認められる範囲内でご使用下さい。
護身用品とは、基本的に、身に危険が迫ったときに、その危険な状態から避難するための機会をつくり、
身の安全な場所に退避し警察に通報する時間を稼ぐ器具としてお考え下さい。
暴漢を取り押さえたり、懲らしめたりすることは、過剰防衛と判断されますのでご注意下さい。
■ 作動ボタンは日常から確認し正しい使い方を覚えて下さい。
催涙スプレーの品質確認は定期的に行ってください。
■ 幼児や年少者の手の届かない安全な場所に保管して下さい。
■ 原則として屋外で使用して下さい。公共の建物、地下街、交通機関、
人々が存在する場所で使用すると罰せられます。
■ 催涙スプレーが誤って眼や皮膚に付いた時には、次の応急処置を行ってください。
※眼に付着した場合、激しい燃焼感や痛みを感じますが絶対に眼を擦らないで下さい。眼球を傷つけます。
※軟膏・ローション等は水ぶくれの原因となり後遺症が残る場合がありますので絶対に使用しないで下さい。
① ガスのかかった衣服、メガネ、コンタクトレンズ等を、できるだけ早く取り除いて下さい。
② 直に大量の水で洗い流し新鮮な空気に晒すとおよそ1時間後に元の状態に戻ります。
回復時間は、付着した成分量により異なります。溶剤にオイルが使用されている為、
一度の洗浄で全てを取り除くことは出来ません。間隔を置いて何度も何度も繰り返して洗浄して下さい。
その際には目を擦らないように洗浄を続けてください。洗浄回数と共に徐々に痛みが和らいできます。
ツメの中に付いた溶剤はツメで髪を梳くようにして洗髪を十分に行うことで取り易くなります。
③ 痛みや皮膚の状態が治らない場合は医師に相談すること。
その際、辛子オイルが付着したことを医師に伝えること。
■ 催涙スプレーは高圧ガスを使用した製品であり危険なため下記の注意事項を守ること。
① 炎や火気の近くでは催涙スプレーを使用しないこと。
② 火気を使用している室内で大量に使用しないこと。
③ 高温にすると破裂の危険があるため、直接日光の当たる場所、ストーブ、ヒーター、
車内など温度が40℃以上となる所に置かないこと。
④ 火中に投じないこと。
⑤ 使い切って捨てること。完全に空になった容器は、一般廃棄物として地方自治体が定める
廃棄方法に従って不燃ゴミとして処分して下さい。
■ 吸入飲用禁止
■ 旅客飛行機、空港敷地内への持込はできません。(ハイジャック防止法等により)
■ 公共の乗り物や、公共の建物、地下街、交通機関、
その他多くの人々が存在する場所には持ち込まないで下さい。
■ 強風・逆風下で催涙スプレーを使用すると広く拡散し第三者に被害を及ぼす可能性が
ありますので使用しないで下さい。
■ 使用方法は噴出口を確認した後、暴漢の顔面を狙います。本体はしっかりと握り、
腕を伸ばした状態で噴射して下さい。
■ 催涙スプレーの飛距離・拡散量は商品によって違ってきます。商品に応じた距離内でご使用下さい。
■ 通常、1.0~3.0秒間程度の作動で効果を発揮しますが、催涙成分の効果には個人差がございます。
暴漢の顔面に十分に吹きつけて、攻撃的動きを止めるまで噴射した後、速やかに逃げ、
警察または関係機関に通報し、法的処置をして下さい。無闇に暴漢に近づくと危険です。
■ 催涙スプレーの噴射を止める場合は、作動ボタンから指を離して下さい。
全てのメーカー、機種の催涙スプレーについても同じですが、
テスト噴射を実施し一度は使いきる事をお薦め申し上げます。
防犯スプレーは、メーカー、機種によって、ノズルの太さや噴射圧力、
噴射口の径が異なるものですから、当然その飛び方もさまざまです。
テスト噴射を実施し、一度使い切る事により、その製品のもつ、特性を体感する事ができ、
緊急時の場合に、相手に対して冷静に対処できる事に繋がります。
特に夜間の暗闇の中では、相手との距離感覚も違ってきます。
また、相手が複数いた場合では、使用状況も大きく異なってきます。
誠に残念な事ではございますが、多くの方は、一度も、テスト噴射をされずに、
そのまま所持している為、緊急時の時、パニックになり、相手との距離感覚も的確につかめず、
無駄に催涙スプレーを使いきる事が多いようでございます。
一度でも防犯スプレーを使用し、身を守られた方であれば、必ず、その重要性を
理解して頂けると思います。防犯スプレーのテスト噴射を実施、体感されますとご理解頂けますが、
冷静かつ的確に、標的に向けて噴射する事は、たいへん難しい事です。
また、ほとんどの防犯スプレーは、10秒未満で、全て噴出してしまいます。
すこしの無駄もなく噴射する事は、案外難しい事です。
テスト噴射の実施をお薦め申し上げます。
※ 成分の影響範囲は広範囲に及びますので、テスト噴射は、山・海・川などの広い場所で、
見渡す限り人気がないことを確認して実施して下さい。
■構造上避けられない事ですが世界中で流通している催涙スプレー缶は例外なく
年間2g~5gは容器からガス漏れが発生致します。
その為、長年保管している催涙スプレーは使用の際にガス圧が下がり
メーカー発表の飛距離に届かない事もございます。
長期間保管した場合、その差は大型の催涙スプレーに比べて小型催涙スプレーは顕著に表れます。
また催涙スプレーメーカー各社は使用期限を独自に記載している場合もございますが
保管環境もさまざまですから、通常は購入後1年を使用期間とし、その後は廃棄処分される事をお願いします。
使用期間中であっても催涙スプレー缶がダメージを受けた場合(落下や衝撃あるいは急激な温度変化など)
は直ちに廃棄処分して下さい。最悪の場合ガス漏れのみに留まらず、溶剤が漏れる可能性もございます
ので保管の際には定期的に催涙スプレーの管理確認を怠らないようご注意下さい。
■使用済み催涙スプレー缶や購入後1年以上経過した催涙スプレー缶を廃棄時に以下の点にご注意下さい。
①雨具等の肌を露出しない服装、ゴム手袋、マスク、保護メガネ(ゴーグル等)、
ポリエチレン系ゴミバケツ(70L用がベスト)をご用意して下さい。
②ゴミバケツに大量の水を入れ、催涙スプレー缶を水底で完全に無くなるまで噴射します。
③噴射後の汚水は下水に流してください。また使用済みの缶は不燃物として廃棄して下さい。
④作業中は十分気を付けても周囲に強烈な臭気が発生しますので、
必ず周囲に人がいない事を確認して上で作業を行って下さい。
■屋外で使用した場合、壁面や地面に付着した催涙成分を、刺激臭がなくなるまで、
大量の水で、洗い流し続けて下さい。催涙スプレーが付着した周辺は強烈な臭気が発生します。
作業の際は肌を露出しない服装でゴム手袋、保護メガネ、マスク、長靴を着用し、
手、眼、口、鼻、足を保護して下さい。
■屋内で使用した場合、壁・床・家具などに付着した催涙成分を、刺激臭がなくなるまで、
大量の水で、洗い流し続けて下さい。
水で洗い流すことができない場合は、噴霧器などを使用して下さい。
その後、汚染箇所を水で濡らした雑巾・タオルで、何度も拭いて下さい。
作業の際は、肌を露出しない服装で、ゴム手袋、保護メガネ、マスク、長靴を着用し、
手、眼、口、鼻、足を保護して下さい。
洗浄作業後、刺激臭が多少残る場合が有りますが、時間の経過と共に刺激臭はなくなります。
長時間経過しても、刺激臭がなくならない場合は、洗浄が不十分ですので、再度、洗浄作業を行って下さい。
なお、催涙スプレーには、染料が含まれるたクロスや家具についた『シミ』が長期間残る場合があります。